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暮らしと健康

災害時の飼い主さんの対応part②

「災害時の飼い主さんの対応part①」では飼い主さんの役割や避難の備えについて紹介しました。今回のpart②では避難訓練について紹介します。

 避難所の場所・避難ルートの確認

飼い主さんは避難指示等が出た場合に備えて、避難所の場所や避難ルートを知っておくことが大切です。避難所の場所は、住んでいる地域の防災計画や自治体の広報誌、ウェブサイト等で見ることができますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
避難所の場所や避難ルートの確認ができたら、実際にペットと一緒に避難訓練を行ってみましょう。この訓練の際に、所要時間や危険な場所等をチェックしておくと安心です。

避難訓練でのチェックポイント

□避難所までの所要時間   □ガラスの破損や看板落下などの危険な場所の確認  □通行できないときの迂回路   □避難所でのペットの反応や行動  
□避難所での動物が苦手な人への配慮  □避難所での飼育環境の確認

地域によっては獣医師会とボランティアによるペットとの同行避難、そして動物救護所設営運用訓練が実施されている場合もありますので、ぜひ、お住まいの地域の情報を確認してみてください。

 避難する場所の想定

前回の「災害時の飼い主さんの対応part①」で紹介したように、避難所におけるペットへの対応は地域によって異なっています。東日本大震災の際には、屋内で飼育が認められている場合、ペット専用係留場が設置されている場合、また人とペットが車中生活する場合など、避難所により対応は様々でした。緊急時に焦らないためにも様々なパターンを想定して準備をしておきましょう。
災害時以外、避難所は他の目的で使用されている場合もありますので、避難訓練をおこなう際は車中生活を想定してみると実施しやすいかもしれません。
しかし、車中泊をする場合には注意が必要です。狭い空間では、エコノミークラス症候群にならないよう定期的に車外に出て動いたり、水分をこまめに摂るようにしょう。また、季節によっては車内温度が上昇するため、人もペットも熱中症の危険があります。温度や湿度を確認するなど注意をしましょう。

 最後に

災害時の飼い主さんの対応について、2回に分けて紹介しました。緊急時にはどんなに準備をしていても焦ってしまう事もあると思います。少しでも焦りを減らせるように、訓練をしておくことが重要です。
飼い主さんの責任は重いかもしれませんが、大切なペットたちが安全に避難や安心して避難所で過ごせるようにできるだけ多くの準備をしてあげましょう。この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

ヒューペル広報室「災害時の飼い主さんの対応part①

【参照リンク】
環境省:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf
環境省:ペットも守ろう!防災対策
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a/pdf/full.pdf

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