保護犬との向き合い方について
様々な事情により、飼い主と離ればなれになってしまった保護犬。
そんな保護犬を迎えようか悩んでいる方の中には、成犬だと人に慣れてくれるのかな、飼い方が難しいのでは、、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
今回は実際の体験談を例に、保護犬が生活に慣れるまでや散歩中に気を付けることについてご紹介いたします。
生活に慣れるまで
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人を怖がる子にはどうする?
保護されるまでの経緯により、保護犬の中には人を怖がる子も多いかと思います。
そのため、家族に迎え入れてから数日は無理に体を触ったりせずにそっと見守ってあげましょう。
また、急に手を出したり顔の近くを触るとびっくりして嚙んでしまうこともあるかもしれませんので、そっと背中の方を撫でてあげましょう。
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ケージの置き場所
大きな物音や人に見られることをストレスに感じてしまう子もいます。
室内飼いの場合は、ケージをテレビや台所、階段といった生活音の大きいところから離れた場所に置くことをお勧めします。
さらに、ワンちゃんも人と同じく明るい場所より少し暗い場所の方が気分が落ち着くとされています。そのため、ケージが人目につかないようマットや布で囲うと良いでしょう。
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ごはんやおやつを食べてくれない場合
警戒してごはんを食べてくれない、、そんな時はごはんをケージの中に置きっぱなしにし、ワンちゃんが一人になれる時間を作ってあげると良いかもしれません。
ヒューペルスタッフの愛犬も、最初はリビングに家族がいる時間帯はごはんを食べてくれず、人のいない夜中などに食べている様子でした。
しかしながら、少しずつ人に慣れることも大切です。
最初は食べてくれなくても毎日手からおやつを差し出してみることを続けると、徐々に警戒心も薄れてごはんやおやつをきちんと食べてくれるようになると思います。
散歩時に気を付けること
保護犬にとって散歩中は他の人や動物、車など怖いものがたくさんあり、大きな物音に驚いてパニックになり、急に逃げ出そうとしてしまう子もいます。
そんな万が一の対策として、2つの例をご紹介します。
- 迷子カプセル
ペットが迷子になったり災害時にはぐれてしまった場合の身元の確認として、2022年6月1日より犬猫のマイクロチップ装着が義務化されました。(犬猫のマイクロチップの記事はコチラ)
マイクロチップよりも、より手軽にペットの身元が確認できるものとして迷子カプセルがあります。
カプセルの中にはペットや飼い主の名前・電話番号などが書かれた小さな紙が入っていますので、もし迷い犬を見つけた際は、動物病院へ連れて行く前に迷子カプセルを付けているか確認してみましょう。
- ダブルリード
ダブルリードとは、首輪とハーネスの2つを装着した状態のことを言います。
もし散歩中にどちらかが外れてしまっても、ダブルリードだと安心です。
市販のダブルリードにも1本で首輪とハーネスが一体化した物など種類がありますので、その子に合ったリードを選んでみてください。
最後に
保護犬にも最初から人に慣れている子もいれば、臆病な性格で慣れるまでに数週間~半年かかる子など様々です。
もし慣れるまでに時間がかかった場合でも、家族に心を開いてくれた瞬間はとても思い出に残るものです。
今回の記事を見て保護犬に興味を持っていただき、保護犬を迎える際の一例として参考にしていただけたら嬉しいです😊