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暮らしと健康

犬猫の体温と寒さ対策

最近、日に日に寒さが増してきましたね⛄
人だと寒いと感じたら服を着こんだり、カイロを貼ったり、暖房を付けたり、、と様々な寒さ対策をしますが、ワンちゃんネコちゃんは寒さに強いのでしょうか。
今回はワンちゃんネコちゃんの体温と冬の寒さ対策について紹介します!

犬猫の体温


犬猫の平熱

一般的に犬の平熱は37.5~39℃、猫では38~39℃と言われており、幼年期には体温が多少高く、高齢期になると低くなる傾向があります。
また、品種によって理想的な室温は異なりますが、夏は27℃、冬は23℃くらいが良いと言われています。

平熱と理想的な室温

犬と猫はもともと夜行性で、体幹部(胴体や顔など)に汗をかかないため、寒暖の変化には弱い動物です。特に子犬・子猫や高齢動物は、体がぬれた状態で寒いところに居ると短時間でも体温の低下を招き、低体温症になる恐れもあるので注意が必要です。

体温計について

犬猫の体温は、肛門に体温計を入れて直腸の体温を測ります。また、体温計は人用の電子体温計をペット用として使用しても問題ありません。しかしペットが嫌がって暴れてしまい直腸を傷つけてしまうこともありますので、動物用として売られている少し先端の短いものや柔らかい素材の体温計などを使うと測りやすいでしょう。
ただし、人用の体温計を使う場合は、人獣共通感染症などを予防するため必ずペット用と人間用は分けて使いましょう。

冬の寒さ対策


冷気を防ぐ

暖房の設定温度を23℃前後にし、またケージ内の暖かい空気が逃げないよう布などで囲ってあげましょう。
室内飼いの場合は窓からの冷たい空気を避けるため、窓や扉から離れた場所にケージを置いてあげるのも良いでしょう。

毛布やベッド

毛布やベッドを敷くと床からの冷たい空気を遮断することができ、また寒さ対策だけでなく床ずれ防止にも繋がります。

湯たんぽ

寒がりなペットには、湯たんぽを使うのもお勧めです。
ペット用として市販されている湯たんぽには、嚙んでも壊れにくいものや夏は氷水を入れることで保冷剤としても使える夏冬兼用のものなど、様々なものがあります。

また、湯たんぽは身近なものでも代用ができますので、試してみてはいかがでしょうか。

【ペットボトル湯たんぽの作り方】
①ホット用のペットボトルを準備する。
②ペットボトルの8分目くらいまで、40℃~50℃のお湯を入れる。
③厚手のタオルや靴下などでペットボトルを覆う。
※ペットボトルは湯たんぽの用途として作られているものではないため、取り扱いや嚙み癖のあるペットには十分注意しましょう。

最後に


様々な寒さ対策を紹介しましたが、犬猫も人と同じく気づかないうちに低温やけどや脱水症状になってしまう場合もあります。
涼しい場所と暖かい場所を自ら選べるようにしてあげるなど工夫しながら、今年の寒い冬を一緒に乗り切りましょう!

 

参考:山根義久、イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科 改訂版、パイ インターナショナル/図書印刷株式会社、20121110

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